
成分:SiO2
硬さ:7
産地:ブラジル
元来のローズ・クォーツとは、ピンク色またはローズ色のクォーツ「石英」のことです。塊状のものは各地のペグマタイト中から産出されますが、半透明ないし透明のの六方晶系に属する結晶が六角柱状になった良質のものの産出地区は、ごく限られています。
ローズ色の原因はまだ特定されていませんが、内部に微小なルチル「金紅石」が含まれている場合が多く、また、それの針状組織の発達した原石をカボション・カットした時にはスターが見えていわゆるスター・ローズ・クォーツとなります。
しかし、カット石としてよりもむしろ、置物などの彫刻用としての需要が多い石です。
透明ないし半透明でガラス光沢をもち、劈開はなく、断口は貝殻状から不平坦状を、示します。